2008 Lincoln Navigator 4WD


NEW CAR 2008 Lincoln Navigator from Arizona





エピソードに登場するのは何度目でしょうか、Colorado River Ford of Bull Head City.
お客様のナビゲーターを探している時に、タイミングよくオートトレーダー上でこのディーラーの中古が掲載されていました。写真も含めて詳細が無いので早速連絡をしたところ、残念ながら希望の4WDではありませんでした。

そして担当者は言うのです、新車ならある、と。
新車を買えるなら苦労しません。交渉の余地のない価格です。
何とかしてやると言うので、ストレートに言った所、当然の結果です。

数日翌日、ほぼ希望の価格に乗れる、と連絡がありました。
ただ一つ条件がありました。
テキサス州に数千キロ移動したものの、走った新車がある。
コストの関係で、またそこから自走して来るから更に距離は1,000km程伸びても、それで了承してくれれば、と言う回答でした。

元々中古を探していたのですから、全く問題はありません。すぐに契約が完了します。
ところが、先にも紹介したこのデレックは、契約までの対応は早くても、その後がとても遅い。
概してアメリカでは常識的にこう言う事があるものの、距離の離れているディーラーであるからこそ、不安が付きまといます。
最終契約書が届かない、と言えば、今日FEDEXで送るからオーバーオーバーナイトで明日には手元に届くと思うよ、と。
そして翌日届かず、電話をするにも、伝言を入れるばかり。更に数日しても届かない、1週間、10日。とこうして伝言ばかりで日数が経過します。ようやく連絡が取れ、書類の件を訊ねると、これから発送をする、と言う。だから私は言うのです。送らないで良い、と。そのまま当日の予定を変更して、また6時間かけて、ディーラーに向かう事になるのですが、その後輸出ぬ向けて必要となるMSO(新車証明書)の入手に、また数週間後に取りにいく事になります。アメリカもガソリンが高騰していて、一往復もすればコストだけで3万円は掛かってしまいます。

体力的、コスト的、そして時間的なストレスなどのジレンマを戦う事が、アメリカではしばしばあります。

ただ、私が一番恐れていたのは、このディーラーが倒産する可能性があるのではないか、と言う事でした。
こうした危険性は常にどの取引にでも考えなくてはならないのですが、特にリーマンショックで景気の落ち込みが予想されているさなかでの取引ですから、一刻も早く車輌と書類を手にしておきたい、と言う思いがありました。

支払はしたものの、何も手に入らない事を考えると、コストを考え時間を費やす訳にはいきません。
最悪そうなった場合、お客様に負担を強いる訳にはいきませんから、結局自分達が金銭的に苦しむ事にもなります。

だからこそ、時にはこうして動く事に採算を考慮している余地はないのです。

結果として、全て入手してシッピングも完了したのですが、後日ローカル新聞にこのディーラーが破産をしている記事が掲載されました。

全てにおいて言える事ですが、例えお客様がオートトレーダーに掲載されている車輌が安い個人売買で、問題なさそうにみえたとしても、問い合わせの返答で問題無いと回答があったとしても、もし入手できなかった場合などにお客様に掛ける精神的負担と自分達の金銭的被害とを考えると、やはり慎重に、時には無理を強いて迅速に動かざるを得ない場面があります。

幸運にも?このディーラーの本社はアリゾナ州 KING MAN(キングマン)と言う地域に存在をしています。
先々の取引については私共の除外リストに入ってしまいましたが、車自体はとても格安でギリギリで一番良いタイミングで購入できた車輌です。

価格のついては記載できませんが、このナビゲーターの新車、日本ではミニバンすら買えない価格で乗り出す事ができたので、色々とカスタムをしたり、とお金を掛ける事ができたことと、次の乗換の時も、格安で新しいオーナーさんに売却することもできるのです。

調査先

Colorado River Ford Bull Head City, Arizona



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